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消防の仕事は多岐にわたり、その活動は広範囲に及びます。
以下に消防の仕事や、その活動内容についてまとめてみましたのでご覧下さい。



☆救急隊について


☆消防隊・救助隊について



消防の主な仕事

仕事
仕事の内容
消火活動 消防と言えばやはり消火活動。消火活動といっても、 単純に水をかけているだけではありません。火災現場では、現場到着すると同時に消防車を水の確保に有利な場所に配置します(水利部署)。 建物火災等では、現場指揮本部を設置して、燃焼の規模や状態、風向き等の周辺の状況を踏まえ、被害を最小限に押さえる消火方法を考えます。 火災拡大の恐れがある場合には、消火隊の増強要請等を行います。 燃えていない周りの物や建物への延焼阻止も重要な消火活動です。このように理論的な消防戦術を駆使して消火活動を行っています。
救急活動 救急車で患者さんを病院に運ぶ活動です。救急患者を病院に到着するまでの間に、 正確な観察と迅速な判断、そして的確な処置をしていかに早く病院まで搬送するかが重要です。 救急隊の中には、国家資格である救急救命士の資格を持った救急隊員がいて、より高度な処置を行って病院まで搬送します。
救急出動は消防の中で最も出動件数が多く、年々増加傾向にあります。決してタクシー代わりに使わないでください。救急車が足りなくなり、重症患者が発生した場合に到着が大幅に遅れ、 その患者さんの生死に関わることになるからです。
救助活動 火災で逃げ遅れた。交通事故で挟まって出られない。仕事中に機械に手を挟まれた。エレベータが止まり閉じ込められた。 山でケガをして動けない。海で溺れたり、増水した川に取り残された。などなど、例を挙げればたくさんあります。要するに、危険な状況・場所から脱出できない場合に、助け出すのが救助活動です。
救助活動には、日々の訓練によって強じんな肉体と救助技術を身につけ、オレンジ色の服を着た特別救助隊(レスキュー隊)がその任務にあたります。消防に入ったら誰もがなりたいと思う、 そんな救助隊は消防の花形的な存在です。
危険排除
活動
交通事故などで車の燃料等が漏れたり、 海や河川に油等が大量に流れ出したりした場合に、パーライトやオイルフェンスなどを使って取り除く活動です。
警戒活動 大規模な行事やイベント、花火大会など火気等を使用する催し物で、万一事故が発生した場合に観客や、周辺住民に危険を及ぼすおそれがあるときは、開催場所で待機し、 事故があった場合に迅速な対応がとれるような体制をとっています。また、年末や空気が乾燥する冬場などに特別警戒月間などを設け市内巡回を行ったりします。
通信指令
業務
119番通報等を受信し、火災・救急の内容によって出動させる隊を即座に選別し、各署・出張所等に消防隊、救急隊の出動指令を出しています。 出動後は、無線での現場誘導や詳細内容を指示したりします。また、その後の状況変化に合わせて応援出動の指令や警察などの他機関への連絡、非番職員の招集なども行います。その他にも災害に関する情報収集や、気象情報の受信・伝達業務などを行っています。
地理・水利
調査業務
火災・救急現場まで最短時間で到着し、確実に活動しなければなりません。そのため、職員は管轄地域の市町村内のあらゆる道路と防火水槽や消火栓、川や池に至るまでの水利を把握し、常日頃から通行不可能な道路がないか、水利が災害現場で有効に利用できるかなどを調査し、各種災害や救急に備えています。
地震・風水害活動 地震や風水害などの災害が発生した時、住民への被害を防ぎ、被害を及ぼしたものを除去することにより住民を守る活動です。河川の氾濫を防ぐために堤防に土のうを積んだり、住民を安全な場所に避難させたりといった活動を行います。
また、大規模災害が発生した場合には、全国の消防本部で編成された緊急消防援助隊などにより、各消防本部が連携して災害活動にあたるような体制がとられています。
訓練 消火・救急・救助活動など現場活動において、消火や救助活動を迅速に行うため、消防隊員は常に実際の現場を想定した様々な訓練に日々励んでいます。体力練成、ポンプ操法、ロープの結び方、応急処置などの基本訓練。 テロなどの特殊災害を想定した応用訓練など、訓練の内容は数え切れないほどあります。
車輌・装備の
点検・整備
災害現場では、特殊装備や車両などを効果的に使用し、隊員の技術を合わせることによって様々な任務を遂行しています。日々訓練に励んでいたとしても、実際の現場で自分達の装備品が故障していては話しになりません。
災害現場において装備の性能が十分発揮されるためには、十分なメンテナンスをしなければなりません。消防署では毎日車輌や装備品の点検をしており、いつでも万全な状態で出動できるように備えています。
消防団指導 地域防災を担う消防団に、ポンプ操法の指導を行ったり、基本的な消火戦術の講義をしたりしています。また、防災訓練などでは消防団と連携して活動し、実際の火災現場等でうまく連携がとれるような体制をとっています。
救命講習会 一般市民の方や学校関係を対象に、心肺蘇生や応急処置法を指導しています。
この講習を終了すれば、救急隊が到着する前に心肺蘇生法や応急処置をいち早く実施することができ、救命率向上に結びつくことになります。
講習会の希望は随時受付していますので、近くの消防署や分署まで気軽にお問い合わせください。
査察・検査
業務
ガソリンスタンドや工場などの危険物施設や、人が多く集まる大規模遊園施設などを対象に、消火器などの消防用設備の点検、防火扉や避難通路に障害物がないかなど、法令等に適合しているかどうか調べます。 また、新規建築物に対し消防設備等の設置指導や検査をしたり、危険物施設に対する許認可も行っています。
違反があれば改善するよう指導し、 改善に従わないなど、重大な違反に関しては行政処分を行ったりします。
このように査察・検査業務は、火災が発生しないように予防する重要な仕事なのです。
建築確認 建物を建てるときには、すべて消防の同意が必要です。火災等が発生した場合、、被害を最小限に食い止め、人命を守るために、消防用設備の設置数や場所、避難通路などの基準が法令で定められています。 消防は建物が法令に基づいた基準を満たしているかどうかを判断して、適合している場合にのみ建築を許可しています。






<出動体制について>


消防には出動区分というものがあり、災害の状況に合わせて出動隊を順次増強していきます。
以下に覚知、災害種別、出動区分等の体制についてまとめました。参考まで。

<覚知種別>


・災害覚知・・・現在発生し拡大する危険性のある災害のこと
・事後覚知・・・既に終了している事案(鎮火している火災等)のこと

<覚知の受信方法>

・119専用電話
・一般加入電話
・警察加入電話
・消防無線覚知
・消防署駆けつけ通報
・事後聞知
・自己覚知
・その他の方法

<出動種別・区分>

(建物火災出動)
 ・普通建物火災・・・2階以下の建築物の火災
 ・中層建物火災・・・3階以上10階以下の建築物の火災
 ・高層建物火災・・・11階以上の建築物の火災 
 ・警防計画対象物火災*・・・警防計画に基づく火災
 ・林野火災・・・林野の火災
 ・車両火災・・・車両の火災
 ・高速道路車両火災・・・高速道路上の車両火災
 ・危険物火災・・・危険物の製造所、貯蔵所、取扱所、
放射性物質、毒物、劇物等の危険物施設等

 ・航空機火災・・・航空機の墜落事故等の火災
 ・船舶火災・・・船舶の火災
 ・地下火災・・・地下街、建築物の地階、地下駐車場、地下鉄の火災
 ・その他火災・・・野焼き、電柱等の火災

*以下のような地域・建物に関し事前に警防計画が立てられます。
・火災危険地域(木造建築物が密集など)
・特殊対象建物(デパートや文化財など)
このような計画対象で火災が発生した場合、
消防隊はこの警防計画に基づき活動します。

例 ・出場隊の編成規模
・各隊の出動経路
・各隊の水利部署位置
・各隊の進入担当方面
・危険物の所在位置


(救急・救助出動)

 ・一般救急・・・救急活動を要する事案

 ・高速道路救急・・・高速自動車道上の救急活動を要する事案

 ・集団救急・・・多数の傷病者が発生した場合

 ・一般救助・・・救助を要する事案

 ・交通救助・・・交通事故による車内閉じ込め

 ・水難救助・・・水難事故事案

・山岳救助・・・山での遭難・負傷等の事案

(警戒出動)

 ・一般警戒・・・自動火災報知設備等の発報及び
火災に発展するおそれのある事案

 ・ガス漏えい・・・ガス漏れ

 ・危険物漏えい・・・ガソリン、オイルその他の危険物の漏えい

 ・毒物、劇物等漏えい・・・毒物、劇物、放射性物質等の漏えい、拡散、流出等

 ・水防・・・水災が発生し,又は発生のおそれがある時
(調査出動)

 ・火災調査・・・火災を事後覚知したとき

 ・災害調査・・・風水害等の自然災害による被害状況の調査、
情報収集等のための調査

 ・偵察出動・・・火災又は非火災の認定が困難な事象の確認等のための調査

 ・その他調査・・・その他警防情報の収集等のための調査

(管外応援出動

 ・管外応援火災・・・管外火災への応援
 ・管外応援救助・・・管外救助事故への応援
 ・管外応援救急・・・管外救急事故への応援
*災害による管外応援出動又は応援要請は、
隣接都市との消防相互応援協定、 広域消防相互応援協定、
その他関係法令に基づき行う。

<出動(出場)区分>

 第一出動・・・災害を覚知したときの基本出動(編成例:救急隊+消防隊)

 第二出動・・・警防本部判断及び、
          現場最高指揮者から消防隊の増強の要請があったとき
          (編成例:第一出動隊+消防隊)

 第三出動・・・災害が拡大し、第二出動までの消防隊での防ぎょが困難な場合、           現場最高指揮者から消防隊の増強要請があったとき
(編成例:第二出動隊+救急隊+消防隊)

 第四出動・・・災害が拡大し、第三出動までの消防隊では防ぎょが困難な場合、          現場最高指揮者から消防隊の増強要請があったとき
(編成例:第三出動隊+救急隊+消防隊)

 特命出動・・・火災・救急・救助出動において、
警防活動上緊急に消防隊を増強する必要があるとき


<配置転換>

災害出動により署所の消防車両が出動し、
消防力が手薄になった場合、他署所の消防車両を配置させること
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