私の受信環境


受信場所

受信場所は京都府南部。2階建ての家での受信です。
アンテナは屋根馬とポールを使用し、屋根の上に設置しています。
自宅西側に丘陵地が広がっており大阪方面の受信は苦労します。


受信機

下の写真は私が所有している受信機です。
どれも値段は他の高級ハンディ受信機よりかなり安い(といっても自分には高い)ですが、
消防無線を聞くだけなら十分な性能です。
値段が高いからといっても、感度が急激に良くなるわけではありません。高機能なだけです。
まあ高い方がフィルターがしっかりしているので、カブリとかは若干少ないかもしれませんが・・・。
受信機よりもアンテナ。アンテナよりも同軸ケーブルにお金をかける方が賢いです。
ユピテル製品はスキャン速度が速いので、消防無線受信時はストレスなく受信でき、
一度ユピテルのスキャン速度に慣れてしまうと、マルハマのスキャンが止まってるように感じるほどです。


写   真
製造メーカー / 機種名
コメント
ユピテル/ MVT-3300私が最初に購入したの受信機で、1997年に購入。スキャン速度は納得の約40ch/s。ユピテルはACアダプター付属ってのがいいですね。受信可能周波数範囲は、108〜170/300〜470/806〜1000MHzと飛び飛びですが、消防を受信するだけならなんら問題なし。電池運用では30時間ぐらい持つようです。後継機にMVT-3400が登場しています。
ユピテル/ MVT-73002000年に購入したもの。受信範囲は531KHz〜1320MHzと広帯域になっています。スキャン速度は30ch/s。混変調が起こりやすく、さらに感度的にもMVT-3300、MVT-3400に若干劣る。受信可能周波数が広い分だけ価格が高いだけという感じ。
ユピテル/ MVT-34002004/7/22購入。MVT-3300の後継機。スキャン速度は30ch/sで3300よりも若干劣る。なぜに後継機なのに前作よりも遅いの??消防の周波数帯感度は3300とほぼ同程度で問題なし。混変調も同じような感じになる。7300と同様にディスプレイの視認性が非常に悪い。消防周波数帯における7300との感度の比較ですが、どちらもSレベルが十段階なので比較しやすく、Sレベル5以下の時に感度の違いが顕著に現れ、7300は3400に対して概ねSレベルが半分になる。消防無線を聞くだけなら、7300を買うよりも3400を買う方がいいのでは。
マルハマ/ RT-540S2003年購入の受信機です。受信可能周波数は3300とほぼ同様で飛び飛び。スキャン速度は6.5ch/sで遅い。消防無線の周波数帯での感度はユピテル製品と比べかなり劣る。コードレス帯は非常に感度が良いようだ。GP・ディスコーン等では混変調を非常に受けやすく、強電界地ではスキャンができず使い物にならないため、市街地にお住まいの方にはあまりお勧めできない。以下に紹介するバンドパスフィルターを使えば、特定周波数を除き、スキャンはなんとかできるようになった。現在は主に特定の消防の受信専用として使っている。1万円以下で買ったので良しとしよう。


アンテナ

屋根に設置している外部アンテナ

写   真
製造メーカー / 型番号
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第一電波工業/ X−400144/430MHz帯高利得2バンドGPアンテナです。現在はDSH-552を使用してMVT-3300とMVT-7300に接続して使用しています。 利得:7.9dB(144MHz)、11.0dB(430MHz)。全長:4.6m。重量:2.2kg。接栓:M型となっています。初めのころは下のD-130を使用していましたが、 もっと遠距離の消防を受信しようと思い、2000年に購入しました。長くて重く取り付けは大変でしたが、それだけの価値はありますね。
第一電波工業/ D−130広帯域受信対応(25〜1300MHz)のディスコーンアンテナです。1999年に購入しました。現在は主にRT-540Sに接続して使用しています。全長:1.7m。 重量:1kg。接栓:M形となっています。 GPには少し劣るものの、値段の割には十分な性能を発揮してくれます。そんなに大きなアンテナではないので設置が簡単です。
ITAX/ スーパーツインアンテナ最初に購入した外部アンテナで、1997年購入。広帯域受信対応(25〜1300MHz)のアンテナです。垂直・水平偏波に対応しているとのこと。現在は予備のアンテナとして設置しています。固定、車載どちらでも使用できます。性能は下のモービルアンテナとさほど変わらない感じです。
購入時はツインアンテナでしたが、車載時に車庫の天井に引っかかり破損させてしまい今はシングルアンテナになってしまいました(笑)



モービル運用に使用しているアンテナです

写  真
製造メーカー
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コメット
広帯域受信対応の144/430MHz帯2バンドのモービルアンテナです。利得は2.15dBiで、全長は0.31m。安くて短くて目立たないアンテナです。アンテナ基台はコメットのRS37を使用しています。モービルアンテナは出来るだけ屋根の天井のど真ん中にまっすぐに。消防車両や警察車両のアンテナがいい例です。といっても自分は後方で、傾いてますが・・・車庫が低いんでこれが精一杯。手動でやればいいんですが、めんどくさい。電動基台を買えば済む問題です。 資金に余裕のある方はぜひ購入を。


ハンディー用に使用しているアンテナです

写  真
製造メーカー / 型番号
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第一電波工業/RH799 広帯域受信対応(70〜1000MHz帯)のハンディーアンテナです。利得は2.15dBiです。周波数帯により長さの調節ができるタイプで、全長は最大113.5cm、最小19.5cmです。重量は65g。折り曲げ機構が付いています。


アンテナ合成 / 分配器


DSH-552は、大進無線さんで購入したアンテナ2合成 /2分配器です。
これ以上屋根の上にアンテナを立てられないのでとても助かっています。
GPからの電波を分配して2台の受信機で使用しています。
一台の受信機で一つの事案を録音している時に、もう一台の受信機でスキャンさせることができるので便利です。
分配損失はほとんどなく良好です。ただし、D-130とX-400をアンテナ合成した場合は一部感度が上がる消防もありましたが、
全体的にはかなり感度が下がってしまいました。位相の兼ね合いのためかもしれません。
混変調対策


受信機の周波数のガードが甘いために、
受信目的外の強い電波がその周辺の周波数に電波がかぶりこんでくることがあります。
このシンワ無線さんで購入したバンドパスフィルターは、
回り込んでくる136MHz〜153MHz帯以外の不要な電波をカットして減衰させてくれます。
このバンドパスフィルターを使用したところ大幅に混変調の発生が抑えられるようになりました。
効果は抜群です。消防の周波数帯用以外も揃えているみたいなので、
他の受信ジャンルで混変調にお悩みの方はシンワ無線さんのホームページを参照してみて下さい。
録音


上の写真はSONYのISD-S7というICレコーダーで、消防波の録音に使用しています。音声感知による録音が可能です。
ケーブルを使用して、受信機の外部スピーカー端子から
ICレコーダーのマイク端子に接続しています。
SPモードで8時間52分。LPモードで23時間38分の録音が可能。これだけの時間を録音できれば、
一日中録音してても大丈夫です。LPモードでも音質は十分なレベルで特に問題ありません。
録音の頭切れはほぼ問題なし。
ACアダプターは別売ですが、長時間録音にはACアダプターが必要不可欠です。
買うならAC電源が使用できるものにしましょう。
<主な仕様>

●録音モード切り替え(SP/LP)
●15mmスピーカー
●フラッシュメモリー容量:64MB
●電源:DC3V 単四アルカリ乾電池2本
●質量:65g(電池含む)
●USB端子(PCとの接続オプションは別売り)
●マイク感度切り替え
●VOR(音を感知すると自動的に録音を開始し、音が切れると一時停止する機能)
●録音時間スタンプ機能
●イヤホン/外部マイク端子(プラグインパワー対応)

<2台目>

上のは一日フル稼働で2日半くらいが限界です。なのでもう一台買っちゃいました(笑)


PanasonicのRR-US630です(一番上)。SPモードで66時間50分の録音が可能。
2005年2月に購入しました。 PCへのデータ転送が可能です。

欠点1:音質がSONYに比べて悪い。

欠点2:録音開始時刻しか表示されないので、事案を捜すのに苦労する。
 
解決策:PCに転送して分割すれば、分割時の時刻はわかる・・・

結論:買って失敗したかな・・・タイムスタンプ機能ってのが半分嘘ということ。録音容量はまぁ満足。

<3台目>

SONYのICD-P30。上では満足できないので購入(笑

2005年5月に買いました!(上の写真の真ん中のやつね)

とりあえずISD-S7より音質落ちるね。まぁいいか・・・

<補足>

録音中は受信機の音が聞こえなくなります。
それでは困るので、分配器を使用して録音中でも聞こえるようにしときましょう。
分配器は電気屋さんで売ってます。


というわけで、併せて外部スピーカーも。(このスピーカーは電池運用なので少々高いです)
ISD-S7の方はなぜかスピーカーや受信機と相性が悪く、
MVT−3300と電源付きスピーカーの組み合わせでしか録音中聞くことができません・・・
ISD-S7はこれが欠点かも。。。ICD-P30は大丈夫でした。まぁ試行錯誤して下さい(笑)



普通は電源なしの安いスピーカーで。

注)使用して判明したのですが、7300、3400は抵抗なしのケーブルではノイズが入りVOR録音不能。
  抵抗入りケーブルを使用しています。

録音編集


上の写真はPanasonicのRX-MDX5というMDシステムです。
ICレコーダーで録音した建物火災などの大きな事案を編集してパソコン等に保存したい時に使用します。
ICレコーダーで録音した交信を、ICレコーダーのイヤホン端子からケーブルを使用し、
MDシステムの外部入力端子に接続してMDに録音します。そして編集後パソコンに送り保存します。
ICレコーダーを購入する前はこのMDプレーヤーで交信を録音していました。
現在はICレコーダーで録音中に、別の事案が発生した場合の録音用としても使用しています。

「ICレコーダーは高くてまだ買えないよ」という方は、すでにお持ちのMDプレーヤーやカセットテレコ。
またはパソコンへの直接録音に挑戦してみて下さい。
といっても録音方法がわからない方もいるかも知れません・・・パソコンの場合で説明します。


パソコンへの直接録音
早速、今お使いのパソコンで手軽に録音しましょう。
録音ソフトとしては「ウェーブハンター」というソフトが一番です。(たぶんね)
このソフトはパソコンで、実質ICレコーダー並の機能(VOR、録音時間表示等)が使えることがすごい!
まぁ「一応は」シェアウェアです・・・(フリーで使う場合は機能に多少制限あり)
まず、オーディオケーブル(普通に市販されてます)を用意しましょう。500円程度です。
(もし、パソコンと接続した場合に極端にノイズが入る場合は、抵抗入りケーブルを使用すればノイズを除去できる場合が多いです)

受信機のイヤホン端子にケーブルを差し込んで下さい。


そして、パソコン側のマイク入力端子にケーブルを差し込めば準備完了です。


ウェーブハンターを起動して、録音開始となります。
詳しい設定はヘルプを読んでください。
レートは、一番最低の5000bit/secでも一応大丈夫。
(ちょっと音質が変かもしれないです)
音質優先なら上げていただければいいかと。
そこらへんは臨機応変に調整して下さい。


ハードディスクの容量が十分なら1日中録音してても全然大丈夫。
でも、途中でフリーズしても私は知りませんので(笑)
他にも、某受信機とパソコンをRS−232Cケーブルでつないで、コントロール&録音なんてのがありますが、
別にパソコンでコントロールしなくてもねぇ・・・それと、録音周波数・時刻が表示されるらしいですけど、
はっきりいって消防無線に関しては、周波数なんて表示されなくても、聞けばどこの消防かわかりますよね。
これは消防以外のジャンルの受信に必要な機能かな。と私は勝手に思ってます。それに値段が高いしね・・・
以上、録音の参考にして頂ければ。
停電対策



上の写真はPOWERCOM製のTAP−300というUPS(無停電電源装置)です。
突然停電に襲われても、内部バッテリーが発動することで、スキャンが止まったり、
録音が切れてしまったりするのを防止しようと購入しました。

以前、DVDレコーダーでも何度か動作中の停電でHDDの内容が飛んだことも購入の要因。
満充電でのバックアップ時間の目安は、パソコン電源ONで5分程度。
DVDやVHS動作中で2、30分程度。
よって受信機、ICレコーダー1台ずつでは微々たるもの。1時間弱はいけるはず。
というわけで、受信機、ICレコーダー、DVDレコーダー各1台ずつバックアップがとれるようにしています。
おそらく20分程度(DVDレコが動作していなければそれ以上)はバックアップできるはずです。
バッテリー交換(自分で交換可能)の目安は2年程度らしいです。
これは8千円程度でしたが、高くて良いのだと5万円以上のものもありました。


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